昆虫学会+応動昆@大阪

来てます。
今回はポスター発表にしてます。内容は、まぁ、いつもどおり。本当はもっとモノに根ざした発表をしたいんですが。
せっかくなので、公共NGS中の昆虫データについて調べてみました。

↑ ポスターの図より。数字はプロジェクト数。1つのプロジェクトで複数の生物種が出てきた時は複数にカウントされているから、厳密にはこの表現はおかしいのかとも思う。
ハエが多いのはDrosophilaとかその近縁とかカが含まれているから、と思われ。
チョウ目はカイコとタバコスズメガか?、セミ目にはウンカやアブラムシが入っているから。甲虫が少ないですね、という話もあったが、生活環が長いから研究には不向きなのだ、という別の指摘が入った。
生物種は何種類か、という質問を受けたのでその場で調べてみたところ、1256種類だった。
上位の方。

770 7227 Drosophila melanogaster
83 7165 Anopheles gambiae
51 7460 Apis mellifera
40 7091 Bombyx mori
37 7159 Aedes aegypti
36 7240 Drosophila simulans
24 76194 Papilio polytes
24 7160 Aedes albopictus
23 7237 Drosophila pseudoobscura
21 7245 Drosophila yakuba
21 7029 Acyrthosiphon pisum
19 7173 Anopheles arabiensis
19 7038 Bemisia tabaci
15 7244 Drosophila virilis
15 7070 Tribolium castaneum

なんか、上の図と合わないんだが、なんで合わないかは、そのtaxonomy ID決め打ちか、下も見ているかの違いだったかと記憶している。(グラフのDrosophila melanogasterはDrosophila melanogaster なんちゃら/なんちゃらグループみたいのも含んでいる、ということ)
だいぶdryをやっていると忘れそうな感覚だが、この学会に来ている人はこういう学名を見てだいたいあれね、というのがわかる。(まぁ、自分も有名どころとか日ごろ図鑑を見つめている蝶関係とかならだいたいわかるが)。それは、wetの研究者が遺伝子発現で発現量が変動した遺伝子上位20とか見せられて、あー、あの遺伝子ね、とわかるのと同じことである。
oral聞いていると、なんちゃらアザミウマとかにわかに姿が浮かばない昆虫が乱発してニッチェ感が満載である。それに対して、私のやっているなんちゃらハマキガでは、とか細かいどうしで質問していてむしろこの人たちの研究対象をこうやってリスト化したいw。