また別の 名物教師

今日から山形で日本植物学会(http://www.bsj.or.jp/index-j.phphttp://www-sbiol.kj.yamagata-u.ac.jp/~bsjthk/bsj73/index.html)らしいのだが、日本植物学会賞とかいうのがあるらしくて、id:dancing_infobio さんが、特別賞の技術(領域)で受賞してた。ATTED-II: Homeの成果らしい。(http://www.bsj.or.jp/osirase/osirase_open.php?shu=1&did=201587
有名人になると知り合いが増えるの法則で言うと、wet時代に2フロア上にいた人。そのときから(学生実験とかで?)知り合いだったか、はたまたdryになってから学会(っちゅうか そのオフ会)で知り合ったかは記憶が定かでない。
その下の、教育(領域)だが、「百瀬忠征」っちゅう名を見てひっくりかえってしまった。この人、私の高校時代に生物を教わった人で、先にリンクしたhttp://www.bsj.or.jp/osirase/osirase_open.php?shu=1&did=201587にも書いてあるけれども、当時から名物教師であった。「今週のnature」懐かしい!
オオカナダモオオカナダモ - Wikipedia)っちゅう、金魚に入れる水草の葉の広い方(細い方はマツモ)を材料に、紅葉現象を多分 学生時代から研究していて、エロデニンなる赤い色素(フラボノイド)を発見したとか。で、卒業後、高校教師をずぅっとやりながら、オフでは紅葉現象の研究をしていて、毎年のように学会発表をしている。そして授業中に、自分のポスターを黒板に貼って、説明してくれる(悪く言うと、生徒相手にリハーサルだが、リハーサルするほどのレベルかというと洗練されている)。今は、(父親と同い年だと記憶しているが)東京農工大で研究生として、研究の仕上げ(っちゅうか、「一生 研究者します」)をしている。
モモセは、自分が研究者に触れた原点だし、研究者でいたいと思うのは、こういう人に教わったからなんだと思う。
一瞬、生理学は凝った機材がなくても研究が進められていいなー、とか思ったが、むしろこういうよさは、パソコンがあれば何でもできる、バイオインフォマティクスの方だ。ただ、本当に生き物に接している感じとか、生命現象を解き明かした、という感じが出ないから、自分なりにくすぶっているのかもしれないな。