陸型ウーパールーパー誕生 えらなしに変態

Ichinose Memo経由。
ウーパールーパーは、オタマジャクシのまま成体になってしまったものなのだけれど、水を徐々に減らすと、陸生に変態した(えらがなくなる、ひれがなくなる)らしい。すごい。
陸生ということは、やはり肺呼吸なんだろうか。
普通のカエルは、水棲から変態して陸棲になるわけだけれど、変態するから陸棲になるのではなくて、陸棲になるから変態する、ということなのだろうか。つまり、何らかのスイッチが入って、変態が始まってしまい、陸棲にならざるを得ないのか、別のところでスイッチが入って、陸棲になっていくと、それをきっかけに変態が始まるのか。
でも、アフリカツメガエルはカエルになっても水棲だから、水棲/陸棲というくくりと、変態する/しないは別物なんだろうな。
変態の途中で、水を増やしてどこまで変態するかとか、段階的に深い←→浅いをつくってやって、どこに住まうか、とか、やるとおもしろそう。
昔、私はウナギの研究をしていたけれど、その系統でサクラマス/ヤマメをやっているところと部屋としてはつきあいがあった。サクラマス/ヤマメは、由来は同じで、海に下って遡上するものがサクラマス、一生、川で生きるものをヤマメという(両方とも同じように受精能などある)。そこでは、サクラマスになるものをむりやり川に引き戻し、どうなるか、という研究もやっていた。その後どうなったか聞いていないので、結果は知らない。